生活習慣病CKD透析回避プラザ|生活習慣病、慢性腎臓病(CKD)、慢性腎不全、人工透析、血液浄化療法等について情報を発信しています。生活習慣病を改善し、腎臓病を減らし、透析を回避することを目指しています。様々に手を尽くしても透析療法を始めた方には健康で長生き、自立し、自分で歩けるが目標です。

CKD病期分類には血尿のことが書かれていませんが、それでよいのですか

Drサナカの回答!

 血尿は、学童や成人では、蛋白尿を伴う場合にはIgA腎症や膜性増殖性腎炎による
慢性糸球体腎炎が疑われます。無論、蛋白尿の無い慢性糸球体腎炎もありますから注
意は必要です。その他、間質性腎炎、尿路系の悪性腫瘍,尿路結石,前立腺肥大症,尿
路感染症などでは蛋白尿のないことが多いようです。このため、CKDとしての重症
度、すなわち腎機能が進行性に障害されるか否かという視点では蛋白尿の有無、程度
が重要になってきますので、病期判定はGFR(糸球体機能)と蛋白尿によって行えば
よいということになります。

 

佐中孜先生に質問をしたい方は、こちらをクリックしてください。